2015年 06月 13日
海街diary
今日、観てきました。
原作の大ファンである私は、映画化される、と知った時から
ずっとこの日を楽しみにしてきました。
4 姉妹のキャスティングが発表になったときには
正直、気落ちしたけど、それでも楽しみで、
公開初日である本日 6月13日には一切予定を入れないように
スケジュールを調整してきました。(^^;
観始めたその瞬間から、原作と比較してしまうのは
原作があるものを映像化する場合の宿命だと思いますが、
上映後、数十分で、「あ、これはもう原作とは違う作品なんだ」
と思うようにしました。
そう思わないと、見続けられない。
登場人物たちの背景や心理状態を単純なセリフだけで伝えようとする、
あまりにも簡易なストーリー展開は
原作を知らない人には、把握しにくいんじゃないのかなぁ...
鎌倉という古い街を舞台にしているゆえ、派手さはなく
淡々とした映像が流れていくので、退屈さも誘いがち...
カット割りが多いから、なんだかパッチワーク映画のようだなぁ...
あー、これは、やっぱり期待はずれ...
早く終わってくれないかなぁ...
などと、思いながら観てたのですが
後半辺りから、その一つ一つのパッチが
少しずつ、つながっていくことに気が付きました。
これが是枝監督独特の手法のなせる技なのでしょうか。
ラストシーンを迎え、エンドロールが流れ
私は少なからず感動していました。
隣に座っていた女性はずっと泣いていました。
ミスキャストと思っていた 4 姉妹は、ミスキャストではなかった。
特に、すずちゃんは文句なく可愛くて、原作のイメージを大きく
壊すことなく、好演していたと思います。
予想外に、長澤まさみは、ああいう、アネゴ肌のちょっと
チャラいおねーちゃん役はハマっています。
だらしなくて情けない母親役の大竹しのぶは、完璧。
その上をさらに行く大叔母役の樹木希林は、もう見事。
喫茶店のおじちゃん、リリー・フランキー
原作では、めちゃ関西弁なのに、博多弁で通してたこと、拍手。
パッチだらけだった映像を、さり気なく静かにまとめあげた
監督に脱帽です。
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今日の天使からのメッセージはお休みします。