2015年 02月 26日
『クロエ』
仕事が大変忙しく、自分の時間がなかなか取れません...
私の会社は、世界数か国に支社があり、
日本の業務時間が終わっても、他国の支社が動いているので
各国からの業務メールが 24 時間、飛び交ってます。
もちろん、自分のペースで仕事を適度に区切ればいいんだけど
日本が夜中の間に、作業ファイルをヨーロッパの担当者に渡しておけば
日本時間の朝には出来上がっていたりすることを考えると、
ついつい、業務を長引かせたりしちゃいます。
ま、でも、こういう忙しさは、決してキライじゃないのでいいんだけど、ね。(^^;
で、そういうことで、料理もろくなものを作っておらず...
そんな折、先日、アカデミー賞授賞式があり、
ジュリアン・ムーアが主演女優賞を獲得しましたね。
私は彼女が好きなので、良かったなぁ~と、素直に嬉しかったです。
で、本日は、彼女の映画「クロエ」について、書きたいと思います。
この映画はね、はっきり言って、観終わった後、決していい気分にはなれません!
(キッパリ)
モヤモヤ感も残るし、複雑な気持ちを引きずるのですが、
なぜか、もう一度観たくなります。
美貌もあり、医者というキャリアも持つ妻 (ジュリアン・ムーア) が
ささいなことから、夫 (リーアム・ニーソン) は浮気をしているのではないか、
という疑惑を抱き始める...というアプローチで、ストーリーが展開していきいます。
疑い出したらキリがない、1 つの小さな疑念がどんどん一人歩きしていく、
妄想なのか事実なのかすらも、わからなくなってきて、不安が不安を呼ぶ・・・
そうやって彼女は自ら、負のスパイラルを作り上げていきます。
苦しくて醜くて哀しい人間の感情を、それでも比較的上品に仕上げているのは
ジュリアンの女優としての力だと思います。
ジュリアン・ムーアが中年(初老?)女性の悲哀をしっとりと品性豊かに演じている一方で、
娼婦役のアマンダ・セイフライドが小悪魔的美しさを振りまいていて、
二人の対比が、とても興味深く、画面に釘付けです。
この 2 人は、協力者なのか、それとも敵対しているのか
全般的に、官能的ではあるのに、イヤラシさが感じられないのは
俳優陣の演技力と、カメラワークのおかげでしょうか。
ジュリアンとアマンダがあまりにも魅力的で、力強い演技をしているせいか
リーアム・ニーソンの存在感が薄かったなぁ。
(いつもは強いパパなのに...(笑))))
あ、ほらね、この映画のこと書いてたら、また観たくなってきた...(^^)
そういう映画なんです、これは。
ジュリアン、アカデミー主演女優賞、おめでとうございました!
↓読んだよ~の印に、ぽちっとクリック☆お願いします~(^^)↓
今日の天使からのメッセージはお休みします。