2018年 12月 31日
映画 『ニュー・シネマ・パラダイス』
2018 年もいよいよ今日で終わります。
新旧作含めて、今年もいろんな映画を観ましたが、
私の 2018年最後の投稿は、この作品を語ることで締めくくりたいと思います。
料理じゃなくて映画トピック...というのは愛嬌で...![]()
『ニュー・シネマ・パラダイス』1988年 イタリア映画

あまりにも有名な作品なので、今さら語るのは、無粋かもしれません。
でも、何度観ても、いつ観ても感動で胸が震えます。
開け放たれた窓から心地よさそうな風が流れ、
真っ青な海をバックに美しい色のレモンが映し出されていくオープニング映像。

これだけで、舞台がシチリアであることを雄弁に伝えてくれます。
そして、一本の電話から始まっていくストーリー。
一体どんな物語が展開していくんだろう、と
こちらの期待感を掻き立ててくれます。
現代に生きる主人公が、電話をきっかけに自分の幼かった頃へと、回想を始めます。
と、同時に、スクリーンのこちらにいる私も、その回想の旅へと誘われていくのです。

戦争に行ったきり戻ってこない父親。
主人公の男の子トトは、情緒不安定な母親と幼い妹の3人暮らし。

そんなトトを大きな愛で包んで接してくれた映画技師アルフレード


それを嘆く村の人々
それでも映画を楽しみにやって来るみんなの笑顔

当時のフィルム映画の状況

美しいエレナとの初恋

何度も観ているにもかかわらず、どのシーンを切り取っても
甘く切ない気持ちになります。
そして、大人になって、ローマへと向かうサルヴァトーレ (トト) に送るアルフレードの言葉。
「ここにいてはいけない。外に出て自分の道を探すんだ。
そして、ここに帰ってくるな。手紙も出すな」
「人生はお前が観てきた映画とは違う、もっと困難なものだ」
サルヴァトーレの肩を強く揺さぶりながら、力強く主張するアルフレード。

この村でしか生きてこなかったアルフレードだからこそ、
そして、トトを愛するがゆえの説得力のある言葉です。
「人生とは」「家族とは」「故郷とは」
そんな思いを詰め込んだシーンは、観るたびに息を呑んでしまいます。
ラストで、
アルフレードが残してくれた映像を観ているときのサルヴァトーレの表情が素晴らしい。
何度観ても、このシーンで涙があふれてきます。

そして、この映画の大きなもう一つの魅力が音楽です。
映画のエッセンスを最大に引き出して、
演出してくれるモリコーネの音楽。![]()
このメロディーを聞くだけで、
私の涙腺は簡単に崩壊します。![]()
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映画愛がぎっしりと詰まったこの映画![]()
永遠の名作ですね。![]()
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皆様、良いお年をお迎えください。


