2019年 07月 24日
エイジングムービー
歳を重ねることで失うものがいろいろとあります。
体力、肌の艶とかハリ、黒髪、視力、基礎代謝量、などなど...。
一方で、歳を重ねてきたことで得るものもあります。
社会人としての経験値や知識、家族や友人たちとの絆の深さ、出会った人や物事の数、などなど。
(あ、中性脂肪も不本意ながらゲットしちゃっていますね...😫)
「若さ」は、それだけで特権になることもあるけれど、
個人的には若い頃よりも歳を重ねている今がいいな、と思っています。
そして、つくづく、あー、歳を重ねてきてよかったなぁ~と思うことの一つに、
「映画への思い」があります。
若い頃に観た映画で、
当時は理解できなかった、感動するほどじゃなかった、期待はずれだったなぁ...
という作品がいくつかあります。
でも、それらを、かなりの年月を経て、観直してみると
あの頃はわかり得なかった登場人物の気持ちや、
作品が伝えようとしているメッセージなどが、
ストンと心に入ってきて、予想もしなかった感動が生まれたりします。
これはやはり、歳を重ねてきたがゆえの「ストン」だと思うのです。
その「ストン」の瞬間、私はとっても嬉しくなって、
何だか得したような気分になります。
映画は、観る側の気持ちや状況を反映するので、
このようなことは、特段レアなことではないし、
誰にでも当てはまる現象だと思います。
でも、そんな瞬間が訪れたときは、
ただただ、素直に嬉しいな、と思います。
映画っていいな、この映画に出会えてよかった、
この映画の良さがわかるまでに歳を重ねてきて良かったな、と素直に思います。
そんな感動をくれた映画は、決して数多くはありません。
たとえば...
『フィールド・オブ・ドリームス』
『リバー・ランズ・スルー・イット』
ただただ、退屈なだけでした。
でも、年齢を重ねてから再度、観たときには、
この映画の美しさ、この作品から出てくるメッセージが静かに伝わってきて、
心地よい感動に酔いしれました。
ロバート・レッドフォード監督、さすがです!
そして、ブラッド・ピットのなんと美しいこと。
私が最初に観たブラッド・ピットは、「テルマ アンド ルイーズ」のチャラい兄ちゃんだったせいか
「リバー・ランズ・スルー・イット」を最初に観た時に
えー、なんか似合わない~、なんて勝手な思い込みを抱いてしまったのでしょう。
それがこの映画の本質から遠ざけていたように思います。
今、こうしてこの映画の魅力に触れることができるようになって
良かったなぁ~、という幸福感で満たされています。
ちなみに、ブラピはチャラい役がとっても上手い!
「テルマ アンド ルイーズ」もそうだけど、
「バーン・アフター・リーディング」での
おバカな筋肉オタクも、彼ならではの演技力で魅せてくれます!
骨太な役のブラピもいいけど、
やっぱりこういうチャラい役こそ、彼の魅力が楽しめるのではないかと思っています。
でも、もう彼も、それなりに年齢を重ねてきているわけで
もうそんな役はムリなのかな...
『ニュー・シネマ・パラダイス』
最近、エイジイング ビーフ (aging beef) などの熟成フード (ある程度の期間保存することで、食味や食感を変化させた食品) がブームですが、これはまさに「エイジング ムービー」ってとこでしょうか。
とりあえず、3作を挙げてみましたが、
このエイジングムービーはこれからも増えていきそうです。
昔、苦手だった映画をもう一度観てみる...
どんな発見が出てくるのか....
ワクワクしますね。

皆さんの「エイジング ムービー」はどんな作品でしょうか。
by keiko-cako
| 2019-07-24 09:14
| 映画・ドラマ・本






