カテゴリ:映画・ドラマ・本( 47 )

今、巷で話題沸騰中の映画『カメラを止めるな!』を観てきました。

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どういうストーリーかというと...
映画制作チームが山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影しているうちに
本物のゾンビが出てきて...云々カンヌン...
という内容なのですけどね...105.png


そもそも私は、ホラー、ゾンビ、血しぶき、スプラッターなどは
大の苦手なので、この映画、ハナっから観る気なぞありませんでした。

ただ、この映画、低予算のインディペンデント映画で、公開も当初はたったの2館での上映だったのですが、
あまりの面白さに、じわじわと口コミで拡がり、今や全国レベルのメジャーシアターで上映されるまでに成長したのです。

そこんとこが、私の琴線に触れて、うーん、これは観たいかも...と思い始めたところ
映画仲間たちからも、これはもう最高に面白い!観なきゃ損!
という評判がちらほら来るようになり、

うーむ、どうなのよ...どうするよ、私...116.png117.png
...と、1 ミリ程度の逡巡を経て、昨日、ついに鑑賞してきた、というわけです。

でね、結論から言うとですね...

これはね、観て大正解!でした~。106.png106.png106.png

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で、何がどう面白いのかをここに書きたいのですが、
どんなシーンを語ってもネタバレになるのです....。

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それゆえ、多くは話せない...というか、何も話せないのですが、
とにかく、これは観た方がいいよ!とだけは声を大にして言いたい~。101.png

大型シアターでの鑑賞だったのですが、客席はほぼ満席。

終了後もみんな、満足感たっぷりの表情で、

いやぁ、面白かった~
何あれ~、まさか、ああなるとはねぇ~

などと、満足げな感想もあちこちから耳に入ってきて

うんうん、そうだよね、そうだよね、面白かったよねぇ!
と、映画の醍醐味を思う存分味うことができた私も、
同じ思いを共有しながら映画館を出たのでした。

低予算のインディペンデント映画ゆえ、メジャーな俳優女優は誰一人出ていませんが、
個性的で味のある演者さんたちが何人もいました。

中でも、「しゅはまはるみ」さんという女優さん、とても魅力的でした~101.png


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板谷由夏サンと鈴木京香サンを足して 2 で割ったような感じかな。

実はこの「しゅはまはるみ」さん、昔の TBC エステの CM に出ていたそうです。

あの、ナオミよ~、の CM(笑) 、懐かしい~169.png

ビフォアのナオミ役ですね。





この映画を観たら、猛暑も吹き飛んで行くのは間違いなし!

最高の映画です!

ただし、できるだけ予備情報を入れずに観ること、
そして、必ず最後の最後まで観ることをオススメします~104.png


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人を好きになるって素敵なことです。162.png101.png

その人のことを考えるだけで心がときめくし、
その人のことをひたすら思い続け、その人の幸せを願う。

そんな気持ちは純粋以外の何物でもない。169.png177.png178.png

そしてそんな気持ちを抱く対象に、制限や規制は不要なのよね....。

そんな当たり前のことを、改めてそう思わせてくれた映画とドラマがあります。

映画『ラビング 愛という名前のふたり』と
ドラマ『おっさんずラブ』です。

『ラビング...』は、1950年代のアメリカバージニア州を舞台に、
当時、異人種間の結婚が違法であったことに毅然と立ち向かった
白人男性と黒人女性の夫婦のストーリーです。

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夫は妻を心から愛し、妻も夫を誰よりも尊敬し、
お互いを唯一無二の存在として必要としているのに、
理不尽な法律が 2 人を困難に陥れ続けます。

ワシントン州で正式に結婚を届け出て結婚証明書まで発行してもらったのに
自分たちの故郷、バージニア州では異人種間の結婚は違法であったため (当時)
2人は逮捕されてしまいます。

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結婚しただけなのに、しかも正式に届け出もしたのに逮捕されるなんて...
到底考えられないことが、当然のこととして起きていたわけですね、当時は...。

この映画は、そんな非人間的な法律と戦い続けてきた実在のラビング夫妻の
25 年間を描いています。

こちらが実際のラビングご夫妻

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2人が受け続けた差別や困難は、あまりにも理不尽なので
映画を観ていて苦しくなりますが、そんな中でも、
夫が妻へ贈リ続ける「愛」の深さに心が震えます。

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エンドロールで実際のご夫婦のある写真が出てくるのですが、
その写真のエピソードが映画のストーリー内に組み込まれていたので、
スクリーンに出てきた途端、涙腺崩壊でした。145.png145.png145.png

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マイケル・シャノンがチョイ役で出ていますが、とってもいいシーンになっています。

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マイケル・シャノンは好きな俳優なので、これはいいキャスティングだーと
一人ほくそ笑んでしまいました...106.png


愛は人を選ばない。

ただ、その人を好きになって、そこに愛が生まれるだけ。

相手が白人だろうが有色人種だろうが、関係ない。

そんな当たり前のことをこの映画は改めて優しく静かに教えてくれます。

そして、人種だけでなく性別をも乗り越えて「人を好きになることとは...」とか「好きという感情とは...」
などを教えてくれたのが、先日最終回を迎えたドラマ『おっさんずラブ』です。

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公式サイトはここです。


このドラマは同性同士の恋愛を扱ってはいるものの、LGBT を全面に打ち出すことなく、
人が人を好きになっていく過程や気持ちを、嫌味なくごくごく自然に、
そして、かなりコミカルに描いているところが
従来の LGBT をテーマにした映画やドラマと大きく異なっています。

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このドラマが素晴らしいのは、男性同士の恋愛という部分にフォーカスするのではなく、
あくまで「人を好きになる気持ち」を中心に展開しているところです。

人を好きになるのに人種はもちろん、性別さえも関係ないんだなぁ...と改めて強く思いました。

いや、関係あるだろ、それ、ふつーは...

という声が世間では大半かもしれません。
実際、このドラマの主人公である春田 (田中圭) も、物語の最初でそう語っています。

でも、物語の進行と同時に、人を思う気持ちの深さがいろんな形で表現されて
その中で春田の気持ちや考え方も、変わっていきます。

その変化の仕方がとてもナチュラルで、不自然さを感じる部分がないのが
このドラマの秀逸な点なんですね~。

主役の田中圭さんって、こんなに演技が上手だったんだ~って
正直びっくり 101.png

大した期待もせず観始めたドラマだったけど、一回目からドッぶりとのめり込めたのは
田中圭さんの規格外の演技力、そしてテンポ良い演出と、
絶妙なセリフがポンポン飛び出てくる脚本が作り出した魅力が
予想以上に響いたからですね~。

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吉田鋼太郎さんの乙女ぶり、林遣都さんの繊細な演技に毎回、ドキドキしていました。

この映画とドラマから伝わってきたのは、
人を好きになる気持ちは純粋なものであり、理屈で説明できるものでもなく、
その気持は誰にも止められないし、
ましてや法律などで規制や制限されるものでもない...ということです。101.png162.png177.png


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改めてその真理に気が付かされた気がします。

こうやって映画やドラマが伝えてくれるメッセージが
少しずつでもいいから、社会に浸透してくれるといいな...と思います。

(あ、でも不倫はダメ、絶対!) 144.png



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4 月に観た映画の話なので、タイミングがずれずれですが...。105.png

とても素敵な映画だし、まだまだ上映中だし、
多くの方に観てほしいな~という思いも込めて書いております (忘備録兼用) 101.png

インド大好き友人に薦められて、ソッコーで映画館に観に行った映画です!

ダンガル きっと、つよくなる

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今まで観たインド映画にあまりハズレはなかったので
それなりに楽しめるとは思っていましたが、
いやいやいや、予想以上の面白さ大爆発でした~!

きっと、うまくいく」とか「PK」などで個性的な演技を見せてくれた
インド映画の大スター、アーミル・カーン主演です。


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上の写真と比べてみてもわかるように、この映画のために彼は体重を 27 Kg も増やしてます。

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アーミル・カーンがこの映画で演じているのは、レスリング選手としての夢をあきらめた男です。

自分の息子にその夢を託そうと期待しますが、生まれてくるのは娘ばかり。
彼も周りの人たちもがっかり....。

インドでは女性の存在価値が低いことに加え、
娘が生まれても、いずれは持参金を付けてお嫁に出すことになってお金ばかりがかかるから喜ばれない、
などの背景があるそうです... (解説 by インド大好き友人)

悲しいね...143.png140.png145.png

でも、この娘たちが男子を打ち負かすほど強い!!

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そこで、父親が思いついたのは、この娘たちを一流のレスリング選手に育てること!

これ、実話というところがまた興味深いです!

この父と娘たちのトレーニングの様子やインドの生活事情などが、コミカルにリズミカルに描かれています。

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140 分という長さですが、インド映画お得意の音楽をシーンのあちこちに巧みに取り入れていて、
ミョーにくせになるメロディーとキャッチーな歌詞に、見事にハマってしまい
1 ミリたりとも退屈さを感じさせない仕上がりになっています。

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インド映画って、どうしてこんなに面白いんでしょう~!106.png106.png106.png

インド映画 = 長い! は、もうほぼ常識になっているけど、
その長さをまったく感じさせない手法はお見事です。

映画館の観客席はほぼ満席、鑑賞中もあちこちから笑い声が聞こえてきたり、
あの独特の音楽が始まると、それに合わせて体を揺らしたりして
楽しんでいる人も決して少なくありませんでした(笑)

「ダンガル♪ダンガル♪」と歌詞がリピートされる主題歌がエンドロールで流れるのですが、
これがまたミョーに耳にいつまでも残って、それもまたこの映画の大きな魅力になっています。

観てよかった~!

先日もインド映画『バーフバリ 王の凱旋』を観ましたが、これも最高に、スーパー面白かった~!!!!!

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141 分という長編大作ですが、アッという間よ~、
アッ、何、これ、面白い~っと思ったらもうエンディングを迎える...
というぐらい、バーフバリの世界に引き込まれちゃいます。

スケールのデカさは規格外!

小道具はどれも豪華絢爛、派手さも突き抜けてる!

演出もカメラワークも想像を超えてて、頭が追いつかない!

ありえない発想によるシーンが、打ち上げ花火のように次から次へと舞い降りてきます。

なんでしょね、これ...
観客の要望をすべて満たしたエンタテインメントってやつでしょうか...。

ブラボー! インド映画...という世界にハマってしまいました。

果たして次のインド映画は...?
楽しみです。101.png169.png

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ヴィヴィアン・リーの話をしましょう。

皆さんが一番最初に好きになった俳優、女優はどなたですか?

私は、映画好きだった母の影響で、物心ついた頃からいろんな映画を観てましたが、
「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーを最初に観たときに、胸がときめいたのを覚えています。


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なんて美しい人なんだろうって。

小学2年生ぐらいの頃かなぁ。

テレビで観たのですが、子供のくせにあんな長編を飽きもせず、
ずっとテレビの前で体操座りをして観てました(笑)

以来、ずっとヴィヴィアン・リーが好きで、中学生になってからは、
映画館で「風と共に去りぬ」が上映されるたびに観に行ってました。

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222 分、3時間42分という長編、しかも前編と後編の間に休憩も入るので
一回観るだけで半日が終わります。

当時の映画館は今みたいな入れ替え制じゃなかったので
朝、映画館に入って、2 回続けて観て映画館を出たら、
外はもう夕方だった...という感じでした。105.png

ヒロインのスカーレット・オハラは、自尊心が高く自信にあふれていて、ワガママで高慢な女性。

友だちには決してなりたくないタイプなんだけど
どんな困難が来ても決してくじけず、大地に足をつけて歩き続けるたくましさと強さは
子供心にも強く響いてきて、憧れたものでした。

大人になってから「風と共に去りぬ」の原作も読みましたが、
まさにヴィヴィアン・リーはスカーレット・オハラそのものだと思いました。

そして、この「哀愁」です。

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これは、第 2 次世界大戦中に運命的な出会いをする男女の悲恋物語です。

ヒロインのバレリーナを演じるヴィヴィアン・リーは、華奢で可憐で、現実離れをしているかのような美しさです。

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現実の中で自分を信じて力強く生き抜くスカーレット・オハラとは全く別の美しさで、
特に横顔の美しさはため息が出るほど可憐です。

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あのスカーレット・オハラを演じた同じ女優とは思えない程
全く別の女性になっている...
それはまさしく、悲恋のヒロインを見事に表現している美しさなのですね。

相手役のロバート・テイラーも端正な顔立ちと渋い声で、まさに美男美女の図。

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2人の繊細な演技力で、この映画のテーマを私たちに伝えてくれます。

人を想い続ける純粋な気持ち、「戦争」によって運命を狂わされてしまう人生。

いわゆる「悲恋」もので、ストーリーは想定内なのですが、
この映画の素晴らしいところは、いろんな場面の解釈を観客側の想像力に委ねていて、
それがこの映画の品性を生み出していることだと思います。

いわゆる「性的な出来事」についても、
昨今の映画のように映像でそのままストレートに表現するのではなく、
俳優女優の表情や間接的なセリフとシーン (場面) によって表現しています。

オブラートに包まれた演技と演出でも、何が起きたのか、
その時どんな気持ちだったのか...ということを、
あえて映像表現しなくても、観ている側には十分に伝わってきます。

このような演出は、当時の映画事情とか時代的常識によるものかも知れません。

これを「古い」とか「物足りない」という人もいるでしょう。

でも、私は逆に、これこそが演出の力なのだと思います。

1940年製作なので、もう70年以上も前の作品ですが
この映画が伝えてくれる美しさと哀しみは、全く古さを感じさせません。

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「哀愁」という邦題も素晴らしい。

今だったら、原題の「Waterloo Bridge」をそのまま「ウォーターブリッジで」とかってやっちゃう感じかなぁ...109.png

ヴィヴィアン・リー演じるヒロインのあまりに純粋すぎる心に胸が痛くなり、涙が流れます。


蛇足ですが、映画の中で出てくるお守りがビリケンだったのは、チョイビックリ!

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ビリケンって大阪のものだと思っていたけど違うんですね...(笑)

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『日の名残り』1993年 イギリス映画

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去年、ノーベル賞文学賞を受賞した作家カズオ・イシグロ氏の小説「日の名残り」を原作とした映画です。

実は、カズオ・イシグロ原作本ということ以外の予備知識ゼロで見たのですが、
観終わった後の気持ちは、とても複雑でした。

と言っても、そこに悪い意味は含みません。

結論から言えば、とても感動したし、とても好きな映画となりました。

観終わった後に、ジワジワと感動が静かに押し寄せてきて、
それは時間が経つにつれて大きくなるほどでした。

複雑な気持ちになったのは、この映画から伝わってくるものが、あまりにも繊細で切なくて、
それを言葉で表現するのがおこがましいような気持ちになり、
どうやってこの映画への想いを整理したらいいのだろう...と戸惑ったからだと思います。

第一次世界大戦後のイギリスを背景に、
イギリス政界の名士ダーリントン卿に忠実に仕える執事スティーブンスをアンソニー・ホプキンスが、
そして彼の下で働く女中頭ミス‥ケントンをエマ・トンプソンが演じています。

人は誰でも「公の場での自分」と「プライベートの自分」を持っていて、
それを TPO に合わせて使い分けていると思いますが、
スティーブンスにはそれがうまく機能していないようです。

どんな場面でも決して「私」「個」としての自分の気持ちを口にしない、人に見せない。

愛しい気持ちを抱く女性に対しても、そこは頑なです。

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それがスティーブンスが言うところの「一流の執事」ということなのかもしれませんが...

でもね、切なすぎる、そんな、そこまで自分を抑え込まなくても...と胸が痛くなります。

「一流の執事」「執事としての品格」にこだわるスティーブンスの人生観、生き様が
アンソニー・ホプキンスの繊細で丁寧な演技によって立体的に伝わってきて、
大変味わい深い作品になっています。

観終わってからすぐに原作本を読みました。

独特の世界観にあふれるこの本を、
上映時間 2 時間強という制限の中で可能な限りほぼ忠実に映像化していることが改めてわかりました。

あとね、翻訳が素晴らしい!

実は先日、一時帰国した息子に頼んで英語版も買ってきてもらったのですが
この英語をあんなに美しい日本語に生まれ変わらせた翻訳者の土屋政雄さんの手腕は
本当に素晴らしいです!

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「執事」という職業は英国にしかない。

これは原作にも書かれている一文ですが、この映画もそれを十分に伝えていると感じました。

スティーブンスが生きた時代の特殊性 - 第一次世界大戦後のヨーロッパ各国の在り方、ナチスドイツ台頭への対応などが背景として描かれているので、
その部分も「なるほど~、そういう動きがあったのか...」と、勉強になります。

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現在公開中の映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」も先日観ましたが、
内容がリンクしている部分もあるので、そこも興味深いところです。

若い頃のヒュー・グラントやクリストファー・リーヴもいいシーンを作っています。

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特に、後半でスティーブンスに「執事」としてではなく、「人間」としてどうなのだ?
と詰め寄るヒュー様とのシーンは、静かながらも緊迫感があり、見応えがあります。

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そして、物語の後半でこのタイトルの意味がジワジワと染み入ってきて
何とも切なくなります。154.png

バス停でのスティーブンスとミス・ケントンのシーンは切なくて美しい。

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観るたびに味わい深くなって、ジュワ~っと心に入ってくる名作です。

カズオ・イシグロ文学は「わたしを離さないで」も読みましたが、
彼の作品には根底に人を優しく見つめる空気が流れていますね。

テーマは重いけど、それが読み終わった後の心地よさになるのかな...。

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先日、作家の角野栄子さんが国際アンデルセン賞を受賞されました。

角野さんと言えば『魔女の宅急便』

1989年にジブリが描いたキキの世界は、今でも新鮮で観るたびにときめきます。
(ジブリ マイベスト3 に入ってる! 106.png )

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13歳のキキが新しい世界に飛び込んで自立していく姿は
大人の私が見ても学ぶところがいろいろあります。

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初めてこの作品を観たとき、
魔女って13歳で親元を離れて独り立ちしなくちゃいけないのかー。
人間よりも厳しいんだなぁ...なんて思ったけど、
実際、キキが置かれている状況は大変だと思うのです。

☆ 新しい環境での期待と不安
☆ 知らない人たちとのコミュニケーション
☆ 生活するために自分の特技 (仕事) を確立させなければならない
☆ 思うように前に進むことができないもどかしさ
☆ 挫折、スランプ...

でも、相棒のジジと一緒に「今」を一生懸命に生きようと前に進むキキに
いつの間にか周りの人たちとの繋がりができて、やがてそれは友情となり、親愛へと変わっていきます。

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いろいろあるけど、自分は一人じゃない、みんなに助けられている、支えられている
私、もう少し頑張ってみよう...。

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魔女にもスランプってあるんだ...って、ちょっと驚いたけど(笑)
キキのひたむきな姿勢がとても身近に感じられます。


私も、ちょっと元気が足りなくなってきたなぁ...と思うとき
これを見てキキエネルギーをもらってます(笑)


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キキが住む街並みの美しさやグーチョキパン屋も、この映画の見所の一つですね。

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数年前にスウェーデンのガムラスタンを訪れました
ここは、「魔女の宅急便」の舞台となった街と言われています。

うーん、でもね、なんかあんまりピンとこなかったのよね...(^^;)

確かに雰囲気は似ているけど、ちょっと、いや、かなり違うような気がしました。

実際、この作品の舞台となった場所は、ガムラスタン以外にも
同じくスウェーデンのゴットランド島のヴィスビューという街とか
クロアチアのドブロブニクとか
ポルトガルの第二の都市ポルトとかって
いくつも言われています。

それらの街のイメージを融合させたのが、キキが住む街なのでしょうね。

うちの子供たちは、物心がつくかつかないかくらいの幼いときから
この映画を何度も何度も観てきました。

娘も息子も成人して、今は海外で生活をしていますが
キキの物語は今でも2人に元気を与えてくれているようです。

キキはこの街の人たちだけでなく、
この作品を通して世界のあちこちに元気を運んでくれてるんだなぁって思います。

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原作はキキがお母さんになるところまであるんですね。

そういえば、子供の頃「小さい魔女」という童話が好きで
本がボロボロになるまで繰り返し読んでたなぁ。

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大人になってから読む童話も楽しそうです。

キキの物語、今度じっくり読んでみようっと。

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2013年制作のアメリカ映画です。
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↑のメンバー勢揃いの画像を見ているだけで、
クックックッ...と、不遜な笑いが飛び出してきちゃいます106.png

とにかく、素直に、単純に、ハチャメチャに、実に実に、面白い映画です。

トレイラーはこちら


実話ベースという要素も作品に説得力を持たせていて、それも大変興味深いのですが、
それ以上にこの映画を盛り上げているのは、やっぱり俳優陣の演技力の高さだと思います。

詐欺師クリスチャン・ベール
その愛人役のエイミー・アダムス
FBI 捜査官のブラッドリー・クーパー

この 3 人の会話が相手を畳み掛けるように、リズミカルかつ早口で繰り広げられ、
それがとても心地いい。

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スクリーンの中で繰り広げられている高度な演技合戦です!
それを観ているだけでもアドレナリン放出して、テンションアップします(笑)

クリスチャン・ベールなんて、この役のために体重増加して、こんなでっぷりオヤヂになってます。
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彼は演じる役によって体重を増減させている俳優としても有名ですが、
一体どの体型がホントのクリスチャン・ベールなのかがもうわからないくらい、
一つの人生でいろんな体になっている俳優魂の濃い英国紳士です。
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そして、何より目が奪われるのは、
クリスチャン・ベールの妻役のジェニファー・ローレンス!
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もう完全にぶっ飛んでます!(笑)

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ハチャメチャに下品でお馬鹿な女性をここまで見事に演じている彼女は
この若さでありながら、「大女優」と呼ばれても誰も文句言えないんじゃないか、
とさえ思えるほどの、ハマりぶりです177.png177.png177.png

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この役を演じていた彼女はこの時、23歳。
23歳にしてこの貫禄、この図太さ、この迫力を出せるなんて、恐るべしジェニファー!

中でも、彼女が怒りに任せながら掃除をするシーン
「007 死ぬのは奴らだ」の Live And Let Die が流れているだけで、
セリフが一切ありませんが、もう飛び抜けて面白い!
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映画は観なくてもいいから、このシーンだけでも観て!(笑)
と言いたいぐらい、このシーンは見ものです。

市長役のジェレミー・レナーも、こんな髪型になって(笑)
こんなキャラをやってますが、それがまた、いい味を出している...104.png
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シーンのすべてが楽しめて、最後の展開 (オチ) も、なるほど~、そうきたか~って。

これぞ、観客を完全に楽しませてくれる娯楽映画!
まさにエンターテイメント !!! 169.png177.png177.png177.png169.png

気分が落ち込んでいるとき、ストレスフルでむしゃくしゃしているときなどに
観ると、スカーッとします!

決してコメディじゃないし、どっちかっていうとスリリング?シリアス?
って言う感じだけど、なんでこんなに楽しいんだろう(笑)

ラッセル監督、ありがとう~って気持ちです。102.png173.png

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スカパー!


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最近、ドイツ映画を観ることが多いな...なんでだろ~154.png

ま、それはさておき...

『グッバイ、レーニン!』です。

2003年公開のドイツ映画です。

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ベルリンの壁が崩壊した後の東ドイツを舞台としていますが
コメディーチックに描かれているせいか、重い雰囲気や悲惨な空気はまったくありません。






主人公のアレックスは、東ドイツのベルリンに住んでいるけれど、西側に傾倒している。

アレックスの母親は、東ドイツを愛してやまない熱烈な社会主義者。

アレックスが西側主義のデモに参加したことを知った母親は、
ショックのあまり心臓発作を起こして昏睡状態へ...。

母親が昏睡状態の間にベルリンの壁が崩壊。

そんな母親が奇跡的に目を覚まし、意識が回復。

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母親の意識が戻ってくれてアレックスはウレシイんだけど、困ったことが。

ベルリンの壁崩壊により、東ドイツはすっかり資本主義となり西側文化に染まっている。

街にはマクドナルドやコカコーラの看板が派手に立ち並び、至る所が華やかでカラフルな西側文化に様変わりしており、東の面影がすっかり消えてしまっている...。

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東を愛していた母親がこれを見たら、きっとあまりのショックでまた心臓発作を起こしてしまうかもしれない...

それは避けたい~!



ということで、アレックスの小細工による偽造ワールドが始まります。

母親が好きだった東ドイツ時代のピクルス

でもそんなもの、もうどこにも売ってない...
あるのは西ドイツブランドのピクルスばかり

アレックスは、骨董品のようになっていた東ドイツブランドのピクルスのラベルを剥がして
西側ブランドのピクルスの瓶に貼り直して、母親に食べさせたり...150.png

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テレビ番組はすべて西側の番組ばかり。

アレックスは友人たちに協力を求めて、東ドイツの情報ばかりを流すエセ番組をビデオにして、それを自宅のTV で流したり...150.png150.png

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母親に目隠しをして郊外に連れ出したり...150.png150.png150.png

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そんなアレックスの行動は、
えー、そこまでやるの~、ちょっとやり過ぎでは...? 149.png

と、見ていてちょっとアホらしくなるのですが、
すべては母を驚かせたくない、という気持ちからなので、
見ているこちらとしても複雑な気持ちです。

偽造ワールドの中で生活する母親と、それを作り上げているアレックスはどうなっていくのか...

この映画のその後の展開は私の想定外でしたが、
ドイツの東西統一の裏では、実際にこんなこともあったのかもしれない...と思わせてくれて、
とても興味深い内容になっています。

アレックスを演じているのは、ダニエル・ブリュール。

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渋くて骨太な役が多い彼が、こんなに若くて繊細な役をやっていて、
ちょっとお得感があります (彼の映画デビュー作?)。

観終わった後は、切なくなって、なんか不思議な気持ちになります。

ある意味とてもユニークな映画なのかも...146.png

オススメの一作です。

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ただ今、仕事でテンパっています...153.png

複数の大型プロジェクトが同時進行で動いているため
この数週間はずっと仕事に取り憑かれた状態で、
料理をゆっくり作っている時間が、ほぼありません....(>_<)

仕事の合間に、コンビニのおにぎりとかスーパーで買ってくるお惣菜を食べている...
という感じですが、これはこれで楽しんでいます。109.png

仕事が詰まっているときの息休めは、やっぱり映画鑑賞よね~♪

仕事が終わってから、夜中に DVD を観てはガス抜きをしています。

昨年、ようやく手に入れた『『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』の DVD

大好きな大好きな映画です。

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この映画が公開されたとき、ただ単純にこのタイトルに、ひどく惹かれました。

タイトルだけで、☆☆☆観たいぞ~!!!☆☆☆ 感情が爆発!でした。

「ファビュラス Fabulous」は、信じられないほどに素晴らしい、夢のように輝いている、という意味です。

その意味ははもちろんですが、その音、響きが、何故か、大好きなんです。

そういえば、叶姉妹の恭子お姉さまが好んでよく使っていらっしゃいますわね...177.png
「ファビュラスな一日をお過ごしくださいませね~」とかってね....。

う~ん、私と恭子お姉さまの感性は、まったく真逆だと思うんだけどね....(^。^;)

閑話休題...

この映画が公開された時は、結局映画館に行くことができず、
後年、DVD をレンタルして観ました。

以来、私の大好きで大切な作品の 1 つとなっています。

落ちぶれたジャズピアニスト兄弟 (ボー&ジェフ・ブリッジス兄弟) が、
新風を巻き起こそうと、女性ボーカリスト (ミシェル・ファイファー) を
加入させて成功していく、でもその行く末には....

というストーリーですが、
この映画はストーリーを追うよりも、
全編通して流れるその空気、雰囲気、セリフから溢れてくる「粋」を味わう、
という楽しみ方ができるような気がします。

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舞台は、米国シアトルのナイトクラブ

ジャズサウンドに包まれているシーンが多く、その雰囲気に浸りながら見ているせいか、
どのシーンも、どのセリフもおしゃれでかっこいい!


もうね、ミシェル・ファイファーですよ!
文句なしに魅力的でかっこいい!

登場シーンからして、ひゃぁ~、カッコイイ~という感じです。


彼女のステージシーンは何度観ても、目が釘付けになります☆

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華奢な体を真っ赤なドレスで包んで、
ピアノの上で身体をセクシーにくねらせながら歌うシーンは、本当にうっとりします。

ピアノの上で歌う、というスタイルを最初にやったのがこの映画のミシェル・ファイファーのようですが
ウン、ウン、納得。

パーフェクトです。

歌も吹き替えじゃなく、彼女自身が歌っているのですが、
それもまた上手い!




この映画は「粋」を楽しむこと、と書きましたが、
それプラス、男女の機微や「アーティスト」としての人生の切なさを、
観客に押し付けることなく描いていることも、ファビュラスなポイントです(笑)

全体的に上品で格調高い作品になっています。

かっこいいけど切ない映画です。

週末の夜に観たくなる一本です♪

お酒が好きな方は、観ていると、
きっとお酒が欲しくなることでしょう。182.png

ベイカー兄弟を演じているボー・ブリッジスとジェフ・ブリッジスは
実生活でも本当の兄弟です。

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兄弟と言っても、2人ともキャラが全く正反対で
お兄ちゃんのボーは、おっとり系
弟のジェフはやんちゃ系で、それぞれのキャラに合った役をいろんな映画やドラマで演じています。

私の中ではボー・ブリッジスは映画というよりもドラマ「ブラザーズ・アンド・シスターズ」や
「デスパレートな妻たち」での、人の良いおじちゃん...というイメージが強いなぁ。

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一方、弟のジェフは、若い頃からいろんな映画に出まくっていて、
オスカー俳優でもあり、最近では「キングスマン ゴールデンサークル」にも出ています。

「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」は、1989 年の作品ですが
数年前に、この3人が同窓会を開いた、というニュースがありました。

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これを見ていると、一番、歳とっちゃったのがジェフ・ブリッジスのようですね~。
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ミシェル・ファイファーは相変わらず美しい~♪

今日は金曜日173.png

金曜日の夜にゆっくりと寛ぎなら映画を観たいなら
この作品はオススメです~101.png

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昨年、予告編を観たときから、絶対に観よう!と楽しみにしていた映画『否定と肯定』
ようやく観ることができました。

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ホロコーストなどなかった、ヒトラーはユダヤ人迫害に消極的だった、と主張し続けるイギリスの歴史学者アーヴィング (ティモシー・スポール)

そんなアーヴィングの主張を否定するユダヤ人教授リップシュタット (レイチェル・ワイズ)

自分の主張を否定されたアーヴィングがリップシュタットを名誉毀損で訴えたことで裁判が始まります。

この裁判は、実際のもので「アーヴィング対ペンギン・ブックス・リップシュタット事件」として知られているものなのですね。

私がこの映画で初めて知ったことが 2 つあります。

1 つ目は、ホロコーストなどなかった、という説があった、ということ。

正直、とても驚きました。

ナチス・ドイツが何をしてきたか、ユダヤ人迫害とはどういうものだったのかということは、学校でも習ったし、
子供の頃から、いろんなメディアを通じて知らされていたので、それが「ウソ」だったなんてことは 1 ミリたりとも思わなかったからです。

アーヴィングは何を持ってそんな説を唱えるのか、そこに大きな興味と疑問を持ちました。

そして、2つ目。

イギリスの司法制度では、原告ではなく訴えられた側 (被告側) が立証する責任がある、ということです。

日本や米国での裁判は、原告側 (訴える側) が被告の罪を紐解いていき、最終的に有罪へと導いていくのに対して
イギリスの裁判は、その逆なのですね。

被告であるリップシュタットが裁判に勝つためには、「ホロコーストは実在した」ことを証明しなくてはなりません。

- 明らかに実在したホロコースト
- それを示す施設や資料は存在している
- ホロコーストからの生存者たちも実在する

にも関わらず、客観的なデータを示しながら証明していかなくてはならない。

この「歴史の事実を証明する」ということが、
いかに複雑で繊細で困難であるか、ということがこの映画では、力強く描かれています。

リップシュタットの裁判チームが素晴らしい仕事をしてくれるんですよ!

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感情に流されるのではなく、一つ一つ客観的なデータを集めては検証を重ねていく...。

その作業の過程を描く映像を見ているときは、こちらも息苦しくなってきましたが
そのプロセスやアプローチには学ぶところがいろいろとありました。

レイチェル・ワイズが、不当で愚かな訴えに決して屈しない強さを見事に演じています。

レイチェル・ワイズって私の中では
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」とか「アバウト・ア・ボーイ」などの美しくてシャキッとしたビューティー
というイメージだったのですが、この映画では、そういう「ビューティー」な部分を完全に切り捨てているのがわかりました。

それでも、美しいんだけどね...173.png

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アーヴィングを演じているのは、ティモシー・スポール。

このおじさんも、私の中では「魔法にかけられて」のマヌケな家来のイメージがあったのですが、
そのマヌケぶりが、アーヴィングという役を演じるには、とてもいい仕事になっていましたよ(笑)。

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そして、人の思想や思い込みには、計り知れない危険性があることも、この映画が教えてくれました。

観終わって思ったこと...

南京大虐殺や、今もってニュースで取り上げられることの多い韓国の従軍慰安婦問題なども
このホロコースト裁判と同じような性質を持った問題なのではないか、ということです。

実話ベースなので、いろいろと考えるところはありますが、
単純に映画としても、見ごたえ十分な作りになっています。101.png

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